Amazon内SEO対策のコツを解説!(初心者向け・一部紹介)

この記事は、主に出品事業者様向けのコンテンツとなります。
Amazonでの売り上げが伸び悩んでいる、SEOって難しそうでわからない、そんな方々に読んでいただければ売上アップにつながるかもしれません!


今回は、最も勢いのあるECモールのプラットフォーム “Amazon” のSEO対策について一部紹介させていただきます。Amazon を基本として記述しておりますが、その他のECプラットフォームに対しても応用できますので、ぜひご活用ください。
弊社のサービスでは、この複雑なSEO対策についてもサービス対象となっています。Amazon の売上を伸ばしたい、商品へのアクセスが少ない、など課題をお持ちの方に役立つ情報となっておりますので、ご活用ください。

【目次】
【1】SEO対策って何?
・Amazonの検索エンジンA9とは?
【2】AmazonのSEO(アルゴリズムとは?)
【3】SEOの対策方法
・商品ページを充実させよう!
・キーワードを充実させよう!
【4】SEO対策の手順
・キーワード選定の重要要素
・ライバル調査
・キーワードマッチ率
・商品タイトルの書き方に注意!
【5】その他の方法
【6】ボーナスタイム?Product launchとは?
【7】まとめ

【1】SEO対策って何?

よくWEBマーケティングなどの業界で耳にする “SEO対策” 。「このサイトのSEO対策はどういうふうにしてるの?」「SEO対策をしておかないとアクセス数は伸びないよ」などといったシーンでよく使われる言葉です。

SEOは、” search Engine Optimization (検索エンジン最適化)” の略語です。「検索エンジン」と言うのはいわゆる google や Yahoo! 、bing といったものを指します。「検索エンジン」を「最適化」する、つまり、端的に説明すると、「キーワードを入れて検索した時に検索結果画面に上位表示させること」を指します。
検索エンジンはアルゴリズムと言われる独自のシステムで、ユーザーにとって最も有益なサイトを検索画面の上位に表示させます。

検索結果の上位に出る=多くのユーザーの目に止まるのでサイトにアクセスしてもらえる確率が高くなるということです。自分のサイト、例えばブログや自社HPでもそうですが、作っただけでは誰の目にも止まりません。より多くのユーザーにアクセスしてもらい、そこから多くの利益を得るためにはまずSEO対策をしなさいということなんです。

【2】AmazonのSEO(アルゴリズム)とは?

よくブログやいろいろなインターネットサイトで言われるSEO対策というのはほとんどはgoogleのSEO対策です。ですが、Amazonにもあるドリズムが存在するため、SEO対策を行う必要があります。googleとは異なった仕組みなのでAmazon専用として対策する必要があります。

Amazonの検索エンジン、A9とは?

Amazonは、” A9 ” というAmazon 独自の検索エンジンが支配している。アルゴリズム(検索エンジンの計算式のようなもの)は未公開であり、何をすればSEOを挙げられるかは公表されていません。

 また勘違いしてはいけないのが、SEOで検索順位が上がった=売上も上がるではないということです。確かにSEOが上がればその分ユーザーの目にとまる確率は上がりますが、それだけで購買率が上がるという単純な話ではありません。もちろんそこには、商品の魅力や価格、販売者の信頼度など、多くの情報を総合的に判断して「購入」という意思決定がなされます。

【3】SEO対策の方法

 商品ページを充実させよう!

・タイトル、箇条書き、検索国、レビュー、商品キーワードが入っているか

・商品のタイトルや画像がAmazonの規約に従えているか

・CTRが上がるような設計になっているか

・CVRが上がるような設計になっているか

・在庫期間や配送方法が適切か(在庫をゼロにしていないか。プライム対象であるか。)

 キーワードを適切に設定しよう!

 キーワードとは、ユーザーがAmazonで検索するワードのことです。そのため、より多くのユーザーに商品を見せるためには、自分が出品したい商品のキーワードを適切に選定する必要がある。

 キーワードと商品の関連性が高いとCVR、CTRも上昇します。状況を用いて例えてみます。
私は『靴手入れ具』を出品しようとしています。検索キーワードを「メンズ スニーカー」に設定しました。この場合どうでしょうか。お客さんはメンズのスニーカーを購入しようと思って検索しているのに、靴手入れグッズが検索結果に出てきても購入しようと思うでしょうか。この場合、キーワードは「革靴 手入れグッズ」などと設定すると良いと思います。

 そのため、商品に対するキーワードは適切に選定しないとCVRもCTRも上がらないのです。

【4】SEC対策の手順

 Amazonで商品を販売する際に二つの考え方があります。一つは、Amazonの消費者ニーズに合わせてマーケティングを行い商品を選定し販売する場合。もう一つは、自社の商品をAmazonで売る場合。

 これら二つの違いは、販売する商品を決めるタイミングです。前者は市場のニーズを調べてから商品を決定、後者は自社の商品を市場のニーズに合わせていく方法です。それぞれ、マーケットイン、プロダクトアウトと言われています。

 プロダクトアウトの場合、手順は以下の流れで行います。

①商品の選定
②キーワードの選定(マーケットの市場調査を行います)
③内部対策(商品ページを充実させます。外部からのアクセスを減らさない対策を行います。)
④アクセス対策(商品にアクセスする数を増やします)

キーワード選定の重要要素

 では、キーワードが重要であることは分かりましたが、具体的にどのような判断基準を持って選定すれば良いのでしょうか。要素としてあるのは、

・月間検索数が多いこと
・CVRが高いこと
・ライバル数が少ないこと
・ホットなキーワードであること(例:コロナ禍でのマスク、年間を通しての洗剤や柔軟剤など、多くの消費者が購入することが考えられるキーワードを用いるのが理想です)

 ここで一つの疑問が浮かびます。「月間検索数が多いこと、ホットなキーワードであること」と「ライバル数が少ないこと」は矛盾しないかと。はっきりいって両方を満たすものはないと思います。そのため、ちょうど良い妥協点自分で見極める必要があります。ここがAmazonで儲けている人と失敗する人の一つの大きな違いかもしれません。

ライバル調査

 商品販売で利益を上げるためにはライバル、つまり販売する上での競合相手を知る必要があります。独りよがりでは絶対に成功しません。

 これから自分が売ろうとしている商品がどのようなキーワードで売れているのかを調べれば、出品ページを最適化することができます。SEO対策を行う上ではCTRとCVRが超重要要素であることは先ほど説明させていただきました。そういった意味で商品ページを充実させるためにも、ライバルを知ることは必須です。商品のリードタイム(注文されてから消費者に届くまでの時間)や保証内容や保証期間も重要な要素です。

キーワードマッチ率

 SEO対策で重要なキーワード、そのキーワードが重視される箇所は、タイトル、箇条書き、検索語句、レビュー、商品詳細です。これらの箇所には必ず設定したキーワードを入れましょう。そうすることで、キーワードと商品のマッチ率を高めることができます。

※一つの項目にいくつも入れる必要はありません。商品タイトルは規約を遵守した方が良いです。特にタイトルと一枚目の商品画像が超重要です。

商品タイトルの書き方に注意!

 商品タイトルは基本的に「(ブランド名)+(表示名)」で表されます。よくありがちなのが、自分の商品を他の商品と差別化するために、商品タイトルに「○割引!送料無料!」などといったチラシでありがちな内容を入れそうになりますが、それはむしろ逆効果ですので、注意してください。

 CTRを高める要素として、以下のものが考えられます。

・視認性の確保(目立たせる)
→タイトル、1枚目の画像を縦長にする、箇条書きを簡潔にする(100文字以内)など。

・ベネフィットの訴求(価格、特徴など)
→2〜7枚目を活用する。ブランドビジョン、動画の活用も有効。

・レビューの充実
→商品に手紙を入れる、レビューリクエストの送信、VINE(お金を払ってレビューを書いてもらう) の活用など。
 ※ユーザーがレビューを書くときはだいたい商品が悪かった時が多いので、それを防ぐために活用。

・Amazon’s Choice、ベストセラーなどのバッジ獲得
→広告でブランドを露出する+商品ページの充実

・顧客が適切な商品ページにたどり着いたか(求めているものを購入できているか)

・Q&Aの質
→誰でも回答できるので、他人に間違った内容を回答されないように即レスする。

【5】その他の方法

・広告の定期的なメンテナンス 
 広告は一度設定するとそのままになりがちですが、定期的にメンテナンスをする必要があります。

・除外キーワードの設定
 フレーズの一致などで明らかにコンバージョンしないようなターゲットが出てきてしまうことを防止します。

・外部広告のアクセス戦略
 フェイスブック広告(FB広告)の活用。値引きクーポンを発行してCVを狙うなど。
※クーポンを使用しての購入のSEO効果は低いです。これは検証結果も出ているようなので信憑制は高そうです。

○顧客リストの活用
 広告よりも迅速に効率的にアクセスとコンバージョンを集めることができる

○SuperURLの活用
 SNSなど、外部アクセスから購入を促す際は必ずsuperURLを利用する方が良いです。SuperURLとは商品に付けられたオリジナルのURLで、このSuperURLから購入されると、Amazonは「このキーワードから多く購入されている」と判断してくれるので、SEO対策にかなり有利にはたらきます。

【6】ボーナスタイム!? Product launchとは?

 実はAmazonには、商品販売開始後の一定期間にボーナスタイムが与えられている。なんのボーナスタイムかというと、SEOを上げるためのボーナスタイムです。そのため、「ハネムーンピリオド」とも言われています。逆にここを逃してしまうとなかなかSEOが上がりません、、、

 そのため、このハネムーン・ピリオドの期間にたくさん売ることが大切です。「最初はゆっくりスタートしていこう」スタンスは後々の商品販売にとってかなりのディスアドバンテージになってしまいます。では出品して初期段階で商品を多く売るためにはどうすれば良いのでしょうか。

 初期で多く売るためには以下のような方法があります。

・Amazon内外で広告をかけて、指定のキーワードで検索数を上げる
・SP広告、PPC、キーワードの完全一致・フレーズ一致・部分一致などを活用

 また、SEOが低いときは商品のインプレッションがゼロであるケースが多いので、多少高めに入札するのも方法の一つです。目安は推奨単価の1.5倍くらいです。一旦、SEOが上がってしまえば、入札学が安くてもインプレッションが落ちにくいです。

【7】まとめ

 今回はAmazonのSEO対策について極簡単に紹介しました。AmazonのSEOはgoogleのSEOの方が複雑と言われますが、それでも攻略していくことは簡単ではありません。
 勉強するとなると一年や二年でマスターできるようなものではないので、筆者も色々と勉強していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。